2014年11月9日日曜日

舌のおもむくまま 15 「だるまの天ぷら定食」博多だるま吉塚本店 ~「怒涛の天ぷら定食」

お疲れさまです。
「至高体験」“コリン・ウィルソン(1972刊行。健康な人のための心理学。)”という本のなかに、
「とても強烈な幸福感、歓喜、恍惚、至福すら感じる瞬間を【至高体験】として報告した。」とあります。
探訪記を読み興味をいただいた中からそんな経験を体験していただけたら” 至高の喜び  です。

さて今回は、

「だるまの天ぷら定食」博多だるま吉塚本店 
魚定食のゴハン中 830(値段要確認)
福岡市博多区吉塚1-22-1
創業昭和38年、福岡の大衆天ぷらスタイルを生み出した老舗です。

つい先日、久しぶりにこちらの近くへ寄り「天ぷら定食」をいただきましたので緊急リポートします。
かれこれ、ここの天ぷらを口にしてから25年経過していますが、今も昔と変わらずに提供を続ける「味の旨さ」「提供スピード」「量」ともに福岡の大衆天ぷらの雄として一押しの店です。

場所が、吉塚交差点高架うら付近の多少マニアックなところにあるので、知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、天ぷらが好きな方でお腹が減ったときにぜひ食べていただきたいお店です。
 いろんな定食と単品メニューが充実しているので迷う方があるかもしれません。私は必ず「魚定食」の食券を購入します。ご飯が大中小あるので中をセレクトします。女性や小食の方は小にしましょう。またそれぞれ20㎝を超える大エビ一本揚げやあなご一本揚げ(定食もある)など多様な単品メニューを追加で頼むことができます。

 混雑のなかようやく席に座り食券をおばちゃんへ渡してしばらくすると、
たたずまいが泣けてくるプラスチック製の油切りのためのざるが乗っかった角皿とご飯とみそ汁がテーブルにセットされ店側の準備ができたことを示します。

 そこへ若いおにーさんがやってきて、できたて超熱々の天ぷらを提供し始めます。最初はキスでした。たっぷりと天つゆを付け熱々を頬張るとサクッとした食感と大好きな白身魚の淡白な旨みが口の中で横溢します。と思ったらおにーさんサバとアジの青魚そしてナスも合わせて提供してくれます。
 青魚を夢中になって喰っているとまた、おにーさんが玉ねぎとピーマンの熱々を置いていってくれます。もう口の中はヤケドして熱いやら旨いやら大忙しです。
天ぷらとして揚げることにより、魚や野菜の水分・臭みなどを消しさってくれ凝縮した素材の旨みに口の中の唾液が吹きこぼれそうです。

 一段落する間もなく、さらに赤魚とイカを提供してくれます。
 食欲魔人として食欲全開の瞬間です。この店で、特筆すべき赤魚のコクのある旨みとホックホクした食感。口のなかで、ご飯と本鰹一番出汁による濃いめのつゆと混然となった旨さの三重奏により大脳皮質のドーパミンがEXILEのライジング・サン状態で「至高体験」を経験させてくれます。(もう何言っているかわかっていません。笑)

最後に、残しておいた揚げ方が絶妙の一番好きなナスを食べます。
分かっていることは口中がヤケドでベロベロになることとお腹の満腹は間違いありません。
早々に次のお客さんへ席を譲り店を後にしました。


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