2014年11月22日土曜日

舌のおもむくまま 30 カシミールカレー 「デリー上野店」 「ありのままで⑦~この夜をとめてよ」

最後に、「御徒町」と「秋葉原」でいただいた超ホットな食べ物です。
「デリー上野店」カシミールカレー950円 値段要確認  
東京都文京区湯島3-42-2
 上野にある17席のお店「デリー本店」の紹介です。1956年創業当時そのままの趣の店内は、先頃リニューアルされ、老舗を感じさせません。ごく普通のカレースタンドといったとても気さくな印象を受けます。
普通と違うのは入店するとこの店独特エスニックな香りと厨房で立ち働くインドの方?が出迎えてくれることです。
この日は暑かったので、辛さ表示が5つ星、店で一番辛いとされる「カシミールカレー」を注文しました。

2分と待たずに提供されます。色が黒褐色です。濃い色。周りのかたが注文していたチキンカレーやデリーカレーの茶色と違います。

カレーの器のアルマイトっぽい金属感もこの店の雰囲気にマッチして期待感が増します。
 
昔一目惚れした佳人の髪のようにカレーの濃度はサラっサラです。
一口いただきます。
その刹那、濃厚なスパイス臭と激烈な辛味に全身の毛孔が開く感覚に襲われます。

辛さだけでなく玉ねぎ・リンゴなどの野菜、フルーツの濃厚な風味と旨みが後からドンドンきます。重層的に薫るスパイスに翻弄されながら心が昂揚しスプーンがとまりません。

軽く固めに炊かれたとても美味しいご飯にすら強い甘みを感じてしまいます。カロリーは以外と低く、レトルトルーのカロリー表示を後で見たら1人前70kcal(チキン別)でした。

辛い。危険な辛さです。でも旨すぎる。ビールや水で舌を洗いながらヒーヒー言いつつチキンをいただきます。

チキンは身が引き締まっているというか私には少し固く感じます。肉固有のものか、スパイスの香り優先であまり煮込まないタイプの調理法によるカレーなのかもしれません。



ひとを選びクセも強くとっても辛い「theカレー」です。
デリーファンの聖地に踏み込んだ食欲魔人はたった一口でディズニーの魔法にかかったように恋に落ちてしまいました。



「東京カレー屋名店会 秋葉原アトレ」エチオピアのチキンカレー910

東京都千代田区外神田1-17-6 アトレ秋葉原1内(他に有楽町店がある。)

厳密には違うのかも知れませんが、東京の有名店5店「デリー」「エチオピア」「プティフ」「共栄堂」「トプカ」を気軽に食べられるカレーに特化したアンテナショップです。

ここで味の傾向、好みを探してお店に行くひとも多いようです。
エチオピアのチキンカレーをセレクトします。エチオピア本店では、0倍~70倍までの辛さが選べるのですが、この名店会では0倍(ノーマル)~13倍(大辛)までがあるのみです。

13倍で注文して4分で来ました。これもさらっとした質感ですが野菜やフルーツのペーストをやや感じる口当たりです。これも十分辛いですが、程よくスパイシーといった印象です。
旨みはデリーよりこちらのほうがやや強いかもしれません。
味が安定していてとても美味しいです。この口当たりの柔らかさは女性に好まれる味と感じました。

メニューをチラ見するとまだ共栄堂のポークカレーがある。えっ2店盛りってのがあるの~。

はよ言って。
しかしお腹パンパンでもう食べられまっしぇん。あ・また音楽♪(哀惜の念が強すぎて幻聴が~笑)

あまい過去の記憶なんて わたしは惜しくない         
形のある未来なんか しがみつきたくはない            

同じ色の夢みてたつもりで ちがう道を歩いていた   

別れのときも選べないのなら せめて この夜を・・・   
                        
「愛してる」っていうあなたの言葉は「さよなら」よりも哀しい

これ以上 何も言わなくていい だから この夜を止めてよ
ねえお願い この夜を止めてよ
               
 Ⓒ「この夜を止めてよ」 JUJU

心から願いましたが東京の夜は止められませんでした。
本当に楽しい大事な時間や旬のものは瞬く間に過ぎ去ってしまいます。
後悔の見本市にならぬようあなたにとって大事なひとや一瞬一瞬を大切にしましょう。




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