2014年11月7日金曜日

舌のおもむくまま 11 「モンブランの誘惑→モンブランの風味」

お疲れさまです。

某コンビニエンスストアで品薄状態の「イタリア栗のクリーミーモンブラン」を皆様はご存じでしょうか?

ずっと前に発売されていて狙ってはいたのですがこれを昨日いただいたのでレポートします。
一見よく見かける外観スタイルですが、侮ってはいけません。
滑らかなイタリア栗のクリームと濃厚でコクのあるホイップクリームが融合し、そのクリーミーさは口に含むとどこにいっちゃったのーというくらい口溶けもよく、旨みと控えめの甘みと栗の風味のバランスの際どさはよくできたスポンジと相まって甘いもの好きの脳髄を糖質で直撃します。

これで250円というのはケーキ専門店からすると驚異かもしれません。値段要確認

ともかくコンビニ菓子も最近はレベルが高く上位のセグメントであるケーキ専門店と競合していることを実感させる商品とみました。

Hさま 返信ありがとうございます。

追伸の最後のところで、情報提供したモンブランを食され美味しかったけど「栗の風味がわりとあっさりしてたので、もっと風味が濃いとうれしいですね」というくだりが特に印象的でした。
確かに言われてみればそうだなと感心しきりでした。

調べてみると、栗の主な産地として洋栗は、イタリア・フランス産、天津甘栗で有名な中国栗、アメリカ栗、そして和栗の四種類が世界での主要産地とのことです。

さらに香りについて、「和栗の香りを分析したところ、主に2つの成分が検出されました。
 1つは香ばしい香り成分のメチオナール。サツマイモなどの香りの成分でもあります。
 もう1つが甘い香りのフラノン。イチゴやパイナップルなどフルーツに含まれている香りです。
 この2つの香り成分の量を、和栗と洋栗で比較したところ、どちらも圧倒的に和栗の方が多いことがわかりました。実は、最近、洋菓子に和栗が多く使われているのも、この香りの良さが一番の理由なのだそうです。」とネット記事にありました。

Hさんには、そこが惜しかったということです。
つまり、香りでは勝負が割とはっきりしていた商品だったということですが香り控えめのイタリア栗の商品化をなぜ行ったのでしょうか。

さらに、和栗は洋栗に比べ、栗の渋皮がかなりむきにくい(水からゆでて冷凍させたり、フライパンで栗を炒めたり、圧力鍋で10分加熱したり、よく切れる包丁で一気にむくなど)ことに気付きました。

うがった見方をすれば、渋皮をむくという「ひと手間」のかからないヨーロッパ系のイタリア栗を使用したので、だからこそ250円という値段で提供できるということでしょうか。
(ペーストものはフランス産のものが多いようですが・・・)
商品名の「イタリア栗を使用した・・・」はなかなか含蓄のある言葉です。

ともかく最近は、渋皮すらもペーストにしてその風味や渋みを味合う「モンブラン」もでてきていますし、イタリア産の栗は高級マロングラッセとして世界中で提供されています。

最終的結論、私にとって「モンブラン」は魅力的な商品で大好きなのです。

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