2014年11月22日土曜日

舌のおもむくまま 24 「おそば・天丼 尾張屋」海老天そば 「ありのままで①~伝統の旨さ」

降り始めた雨が 
足跡を消してくれた 
灰色な東京に ひとりっきりの私     
このままじゃ ダメだなんだと風が心にささやくわ            
                                  
誰にもうちあけずに とまどい 傷つき悩んだ          
でももう やめよう 

ありのままの姿を見せよう
ドン引きされても、ありのままの自分になるわ
何も怖くない お腹よ鳴れ
少しもお腹一杯になってない

ってコラ~っ(怒)!○○雪ファンに撲殺されるぞ!!(岡山よりH氏)

おのぼりさんは避けて通ってはいけないグルメチックな街。
江戸前の職人が作る粋な料理に出逢いたい「灰色な浅草に ひとりのあたし~♪」(本当に申し訳ありません。(笑)浅草からスタートです。
おそば・天丼 尾張屋」海老天そば  1,400 値段要確認
東京都台東区浅草1-1-3  雷門通り
明治3年創業の老舗です。
 悠久の時を経てここに存在するかのような海老天とそばのシンプルなたたずまいが美しい。

蕎麦つゆをいただきます。
つゆの色は東京では当たり前の濃い目ですが塩気は濃くなく出汁の旨みが効いたサッパリした透明感のある味です。

この風味は「みつば」です。この風味がベストマッチと思いきや、あれっ別の香りと微細な酸味が口のなかに横溢します。

こちらは「ゆず」です。気高い風味に以前食べた柚切りそばを想い出しつつ蕎麦を手繰ります。細いがしっかりとした食感と蕎麦の香り、そしてこのすっきりとした出汁と揚げ物のコクによる取り合わせに夢中になって口に頬張ります。

ばぃ~(筑後弁でびっくり)

がば(筑後弁で最上級・至高の)旨かぁ~。
こりゃ美味しかたい。

大ぶりの海老天にかぶりつきます。揚げたことにより海老の甘みと旨みが凝縮され胡麻油の風味と天ぷら衣にしみた蕎麦つゆが口の中で最初サクッとそしてジュワっと混ざり合い、これはもう格別の贅沢です。

別に冷酒を頼んでいたのですが、八丁味噌を味醂や砂糖で甘くしたものにクルミをまぶしたアテが添えられコレも旨すぎです。

ディズニーの映画のように考え尽くされていますがとても自然な“ありのままの美味しさ”にひれ伏すのみです

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