日本文学には、西洋にはない「随筆」というジャンル※があります。 これはご承知のとおり「筆のおもむくまま」にさまざまな題材について短いエッセーを書くという※ものであります。 今回、「舌のおもむくまま」食べ物について書いてまいります。何かと至らないとは思いますが、ご寛恕いただけたらさいわいです。 【記載の価格は食事した当時の値段です。要確認願います。】 注※「日本文学の歴史1」ドナルド・キーン著
2015年5月9日土曜日
舌のおもむくまま 49 「分家 無邪気」 味噌おでん
「分家 無邪気」味噌おでん 盛り合わせ600円~ 値段は要確認
鹿児島市東千石町11-4
「今日は、ひとつ天文館で呑んでやろう。」と街を徘徊していると、突然、甘そうだけどとてもイイ匂いが僕の内臓に訴えかけてきました。
ココから匂うのかなと特定して店内に入ると年配の大将が掛け声と共にこちらを一瞥し、観察されたような印象が残りました。
ビールを注文し、周りがみんな注文していた味噌おでんを盛り合わせで頼みます。
提供されたおでんを観察すると、何か凄く濃い色。これだと名古屋あたりのおでんに似てるとも思いましたがそれに比べるとちょっとトロミが少ないような。
ともかく店の外で薫った匂いはこれだぁ~と熱々の大根からいただきます。
むほほっ旨い。いいですね。出汁は甘味があっていろんな旨みが凝縮されています。
ジューシーな大根が味噌出汁によく染みていてズルいくらい美味しい。
見た目は濃いけど思ったよりずっとあっさりしてるな。
これなら写真見て辛く感じて引いた女性でもいくらでも食べれそうです。
こうなるとビールが進む進む。
糸こんにゃく、ちくわ、もやし、昆布、じゃがいもと食べていきます。おおっいつの間にか焼酎ロックで呑み始めていました。
がびーん。(いまどきこんな驚き方するやつおらん)ロース肉はトロットロで味噌だれによく絡んでこれまた超旨い。
もしかしたら大将にさっき観察されたように感じたのはこいつにはこのネタいれたろかとか体型や好みを推し量っていたかもしれません。
約27種類くらいある単品味噌おでんをいろいろ追加して焼き鳥もいただき、この日はたった一軒で成仏しました。
大将旨いものありがと。
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